絵を描くと!
げーじゅつ!は好きなんだけども、それはもっぱら見る専用であって、描くのは苦手です!
けれども今日は、絵を描くイベントがあっていってきました。
うーん。
やっぱりイマイチ!
イマイチと自分でわかるものの…どうしたらよい絵になるのかよくわからない\(^o^)/
それが分かりなおかつ手が動くのが、いわゆるうまい人なんだろな…
こればっかりはしょうがない。
明日は、キャンバスに色を塗る日。
構図は下手だけど色塗り自体は好きだから、楽しんでこよう!
最近のモットーは、何がどうであれ、もー楽しんじゃえつてコト!
本「楽園のカンヴァス」原田マハ
原田マハ 作「楽園のカンヴァス」を読む。
この作品は元学芸員だった女性と、アンリ・ルソーの作品についての物語。
ところで私は、美術館と言う空間が好き。
空間をとても大切に作られた建築の中にいると、ざわざわした心も落ち着くし、心地よくなるから。
美術館に行くのも、作品セットで美術館そのものが持つ「ポリシー」に包まれたいからだ。いつか、監視員でも受付でも、美術館で勤められたら幸せだろうな、なんて思う。(ちなみに美術館もいろいろいったけど、ふるさとの高松市美術館が一番好きだ。)
美術に触れているときが一番、自分らしい自分になれると知ってからは、ちょっとだけ、いいかんじに幸せになった。
ところで、原田マハさん。学芸員をしていた経歴をお持ちなのと、もともとのわかりやすい文才もあり、小説「楽園のキャンバス」はアートってなんぞや!?とか思っている人にもとても読みやすい本として書かれている。
好きだった文章はこれ。
「美術館とは、芸術家たちが表現し生み出してきた「奇跡」が集積する場所。動物園や植物園は、太古の昔から芸術家たちが表現の対象としてみつめ続けた動物や花々、この世界の「奇跡」が集まるところ。
アートを理解する、ということは、この世界を理解する、ということ。
アートを愛する、ということは、この世界を愛する、ということ。」
「いくらアートが好きだからといって、美術館や画集で作品だけを見ていればいいというもんじゃないだろう?ほんとうにアートが好きならば、君が生きているこの世界をみつめ、感じて、愛することが大切なんだよ」
目からうろこ。
つまり、アートは、アートを見るんじゃなくて、世界の見方を教えてくれるんだろな。
こんな見方も、あんな見方もあるんだよって。
そうして、感動しながらいきていきたいな。
「マチネの終わりに」を読んだ
平野啓一郎 作「マチネの終わりに」を読む。
装丁にはブルーとイエローが寄り添うように配色されていて、そこから「痛々しいほどの心の寄り添い」を感じ取った。
主人公がギタリスト、ヒロインがジャーナリスト等々、そういった設定や、物語の紆余曲折はあるが、作者が物語を通して伝えたいのは、
「人が出会い、どうしても変わらない、変えることのできない純粋な感情が相互に生まれる。それを歪めることなく大切にしたうえで、最終的には敬虔な気持ちを選択する、人間の美しさ。」
じゃないのかと考えた。
宗教画の美しさにも通じる物語だったと思う。