散歩

散歩をしてると、歩くリズムに合わせてバッハのゴルドベルクが頭を流れた。

テンポが同じなのだ。

冬の景色。

風の冷たさ。

枯れ草のそよぎ。

今年なくなった、愛犬と散歩しながら、そういった風景の中にいた時間を思い出す。

散歩の無の時間。

私の愛犬はそれを毎日の散歩の中で教えてくれたのだ。

遠くを見よう。

風を感じよう。

生きよう。