私たちはいくつの殻を心に纏って生きているのだろう。

私にはわかる。

私の心は幾層もの殻に被われて自分でもたまに心が見えなくなっていることを。

殻は本来の自分の心を殻は守るけれど、それが重なると、徐々に自分の心が見えなくなるところまでになることがある。

ゆっくりと、殻の中へ意識を向けると、無防備だけどキラキラした自分自身に出会える。

心を落ち着かせて、たまにそこへ戻ることをしなければならない。

それを忘れると、表層の自分に虚しくなってしまうから。

そして、図らずもそのこと自体が他者を傷つけることもあるから。

戻ろう。自分へ。